蛇は秘やかにそのときを待つ ドイツ編

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ケルンとダルムシュタット

ケルン

ケルンはノルトライン=ヴェストファーレン州に属する都市。スイス・アルプスのトーマ湖から始まるライン川両岸にまたがっている。

ケルン大聖堂

そして作中で登場した「愛の橋」に掛けられた無数の南京錠。

ベルリン観光を終えた康孝は、ホテルに戻ってケルンへのフライトを予約しがてら、周辺の観光スポットを検索しました。そこで「愛の橋」を知り、たまたま持ってきていたブリーフケースの南京錠をという下りは、今回の改稿で初登場。

実はこの「愛の橋」のくだりは、処女作であるLeçons de Séductionで登場していました。いずれそちらも改稿したうえで電子書籍にしたいなーと思っています。


ダルムシュタット

ダルムシュタットは、フランクフルトと同じくヘッセン州南部の郡独立市。

結婚記念塔

1899年にエルンスト・ルートヴィヒ大公(ヘッセン大公国第5代大公)が芸術家村として設けた「マチルダの丘」に、結婚記念塔はあります。

右手にあるのはロシア正教会。左手にあるのが結婚記念塔。

この塔は、「マチルダの丘」を作ったエルンスト・ルートヴィヒ大公とエレオノーレ妃への結婚のプレゼントとして1907年から1908年にかけて建てられました。五本の指が伸びた手は、結婚式の宣誓をした手がモチーフと言われています。それだけでも十分ロマンティックなのですが、もっと素敵なものが塔内にあります。


Der Kuss/口づけ

玄関ホールに入るとすぐ見えるのがこのモザイク画。

反対側にもモザイク画があります。

こちらは「Die Treue/誠実」というタイトルで、天使の足元にはエルンスト・ルートヴィヒ大公とエレオノーレ妃の名前がしるされています。


ドイツ編も終わり、明日よりいよいよコラボ企画編が始まります。

ルイが「タコ」呼ばわりされたあとに、新しいエピソードが追加になる予定です。

どうぞお楽しみに♡